愛知県常滑市沖に完成した中部国際空港で１３日、皇太子さまや政財界関係者らが出席して、開港記念式典が開かれた。

　平野幸久・同空港会社社長や北側国土交通相らのあいさつに続いて、この日、特別機で到着された皇太子さまが「中部地方のみなさんの夢が実現したものです。愛・地球博（愛知万博）の空の玄関ともなり、国内はもとより、世界各国から多くの人々をお迎えできることを大変うれしく感じております」と、お言葉を述べた。

　皇太子さまは、旅客ターミナルビル４階にある商業施設「スカイタウン」や、結婚式も出来る１階の広場などを視察された。

　式典には、扇参院議長、神田真秋・愛知県知事、日本国際博覧会協会の豊田章一郎会長、成田、関西国際両空港の関係者ら約６５０人が出席した。

　中部国際空港は、１７日に開港する。２４時間運用で、現在、名古屋空港に就航している国際便、国内便のほとんどが移行する。
（読売新聞）

メール HOME 2005年02月13日 (日) 17時31分